いつもお世話になっております。櫻井 理です。

本日は、大切なお知らせをさせていただきます。

NPO法人 LiFESET 設立から20ヵ月が経過いたしました。

事業所開所が遅々として進まず、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしており、お詫びいたします。

 

ここまで、自分なりに全速力で駆け抜けてまいりました。

ただ、私自身の社会経験不足や勉強不足、配慮の無さにより、多くの皆様に大変ご迷惑をおかけしましたこと、心より、お詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

現在、新年度からの事業所開設に向けて準備を進めておりますが、ここに至るまで、物事はスケジュール通りにはなかなか進まないことを痛感しているところです。

 

さて、このたび、理事会での話し合いの結果、今後の経営により一層のスピード感を持たせ、確実な事業展開を加速させる必要性を鑑み、私、櫻井 理は代表理事を辞することといたしました。

これまで、支えていただいた皆様に大変感謝申し上げます。

そして、力不足で不甲斐ない私の手となり、足となり、ここまで懸命に動いてくれた小学一年生からの親友である伊藤 伸一に最大級の感謝の気持ちを伝えたいと思います。

『 心から、ありがとう 』

 

今後は、伊藤 伸一代表理事に代表権を一本化し、事業所開所の実現に向けて、法人の総力を挙げ、邁進していくことになります。

「 想いをカタチにするために 」無二の親友にあとを託し、新体制をスタートさせていただきます。

 

私自身は、引き続き、法人内にとどまり、顧問のポジションに立ち位置を変え、NPO法人 LiFESET の顔として、活動を継続してまいります。

具体的には、地域防災や心のバリアフリーに関する講演活動・難病理解を広げるための周知活動・当事者目線からの情報発信を含む広報活動に軸足を置き、注力していく所存です。

これまで、ご支援いただいたすべての皆様に心より、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして、引き続き、よろしくお願いいたします。

顧問  櫻井 理

 

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NPO法人LiFESET設立から20カ月が経過致しました。

 

 

小学校一年生からの同級生である 櫻井理さんの『世の中から受けた恩を返したい』

『障がい者であっても安心して暮らせる世の中にしたい』との想いに共感し

サポート役として共同代表として尽くして参りました。

しかし、櫻井さんは、筋ジストロフィーという進行性の難病で、現在42歳。

日々衰えを隠し切れず活動が困難になって参りました。

 

設立当初は、正義感の強い櫻井さんは動かない身体を駆使して多い時で

1週間に3日も外出し活動に専念されたり、資料作りに1日8時間も足の指と

音声変換でパソコンと向き合ったり等、大変な努力家でもあります。

 

櫻井さんのご両親も年齢と共に介助疲れもあり

『理は疲れが寿命を縮める事に繋がる』

『活動を控えて欲しいが本人が言う事を聞かない』

『余生をゆったりして長生きしてもらいたい』等、相談を受ける事が多く、

本人に話したところ、かなり悩まれたのですが、代表辞任を決断されました。

櫻井さんは、自分が思い描いた事が達成出来ず、ご家族や関係者に負担をかけた事を

涙ながらに話してくれました。

 

全幅の信頼を寄せるスタッフを知り合いの事業所に研修に出し引き抜かれた事で

心身共にダメージを受けたのも今回辞任を考える要因でもあったようです。

人に裏切られた経験はほとんど無かったとの事でした。

悔しかったと思います、辛かったと思います、『社会勉強だと思うしかない』と言っていました。

 

これ以上は、櫻井さんに極力負担をさせてはいけない、親友としての私の役目です。

今後は櫻井さんには当法人で顧問として残って頂き、外出の活動は極力月1回程度に

控えてもらい、1日でも長く関わってもらおうと思います。

代表権を共同から私に一本化し、櫻井さんの理念、想いをカタチにするために

尚一層のスピードアップをはかり、尽力していく所存です。

私一人の力ではまだ櫻井さんの想いをカタチには出来ておりません。

皆様のご協力と、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

代表理事  伊藤 伸一